こんばんは。
お盆も近づき、慌ただしさもピークに達しております。
お盆直前になれば「お盆までに」というご要望も「諦め」になるのですが「まだ2週間」?
いえ、「もう2週間」しかありません(>_<)
ウチの若い衆も担当現場がパンパンで、私もデスクワーク・打合せ・見積・発注・現場施工とテンテコマイ(泣)
昨日も十何枚もの建具を甲丸レール(昔ながらの飛び出ているレール)からフラットレールに変更工事で身体バキバキに・・・。 建付調整もするからこの削り屑。
敷居ミゾからフラットレールへ変更工事は多いですね。
音も静かだし、飛び出てないので踏んでも痛くないし、躓くこともない。 誠に有難いレールです♬
ただ、「すべてフラットレールがベスト」かと言えば(私は)Noだと思います。
CADで書くほどでもないので、フリーハンドでご説明。
じょ・・・上手でしょ!? ん?・・・そ・・・そ~でしょ~?(笑)
レールの利点は何と言っても建具の動きが軽いコト!
フラッシュ構造とよばれる、心材で骨組みをつくりベニヤ等の面材を貼り合わせた建具などは重量がありレールを使わないと開閉にストレスを感じます(ーー;)
採光部入りのフラッシュ建具も、最近は安全性を考慮して硝子の代わりに軽くて安心な樹脂ガラスを使いますが、それでもそれなりに重量はあります。
では、ナニが問題なのか?
これは3月にフラットレール工事した現場で、元々のミゾ敷居。
でもって、こちらがフラットレール施工した画像。
「そ~なんですよ川崎さん!」(古い)
フラットレールにすると、隙間(クリアランス)がどうしても必要になるんです。
クリアランスがあるとなぜ問題かって~と、洋間などのソファや椅子に座る生活スタイルなら余り気にする必要はありませんが、和室などの畳に座る生活スタイルの場合。
こたつに入って横になる・・・最高ですよね~♬
ところが、クリアランスがある為に「隙間風」がス~ス~と・・・。
冬以外では余り気にするほどのコトではありませんが、冬になると結構気になります(ーー;)
クリアランス部にモヘヤ等の気密材を貼る場合もありますが、強すぎれば動作不良に。
弱ければやっぱ冷気が浸入してきます。
まとめると・・・
分かりやすいように若干オーバーに書きましたが、雰囲気は分かってもらえたでしょうか(^-^;
Vレールを否定しているのではなく、生活スタイルに合った敷居を選ぶことが大事です。
襖にVレールも悪くはありませんが、「落ち着いた動き」をするのはミゾ敷居です。
また、雰囲気も「和室」らしくて個人的には大好きです。
リビングの一角に設けた和室(畳コーナー)などはVレールでも冷気が浸入しないので大丈夫ですね。
玄関から離れた場所に和室があるなら神経質になるコトもありませんが、玄関すぐそばに設置した和室は注意が必要かもしれませんね。
玄関に風除室を設けるのもGoodです!(^^)!
おじーちゃん、おばーちゃんに「風がすーすーと寒てのぉ」と言わせない様に、敷居も検討してみましょう^m^
あ、一応言うておきますが余り神経質にならない様に。
「こ~ゆ~事例もある」というだけです。
ど~しても不安なら工務店さん・設計士さんに相談してみましょう。(ウチでもOKですよ)
(余談)割と絵心あるな~と自画自賛(笑)
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