先日、明文堂書店さんのお宅にドアを取り付けさせて頂きました。
以前はスチールドアが入ってた場所で、ドア本体はもう無いのですが、残されたスチール枠内に木製ドアを入れて間仕切りたいとの事でした。
見た目は框戸ですが、タモの突板を縦・横に貼り分けたフラッシュ構造のドアです。
突板とは、本物の薄い木をベニヤに貼ったもので基本は本物です。
框を太く見せていますが、フラッシュ構造なので重量を抑える事ができ金物への負担を軽減。
上部にあるステンドグラスは、明文堂さんがご自分で取り寄せられたものをはめ込みました。
無垢材の場合、太い框にする仕様の場合は節や木目に気を張りながらの製作になります。 無駄に大きく木取りをしなくてはいけない場合もあります。
塗装に関しても、縦框・横框で塗装の吸込みが違ったり色むらがでたりする事もあります。
難しい説明はしませんが、框戸よりフラッシュ構造の方が色んなデザインがしやすくなります。
例えば極端な話、300㎜の縦框にしたい!(画像は≒120㎜)と思っても、タモは重いのでかなりの重量になるし、木目がキレイに出てるとは限らないし、加工も大変だし、価格もアップしがちだし・・・でも、フラッシュ構造なら簡単にお好みの框寸法に制作できます。
硝子の下部にあるパネルだって、どんな大きいものでも制作可能です。
無垢材だったら探すのも大変だし、限界あるし、価格だってど~なるコトやら(^-^;
本物の木・杢目の雰囲気を感じながら、スタイリッシュな建具が欲しい場合はフラッシュ構造で相談されればよいと思います。 ※「無垢のドアがスタイリッシュではない」という意味ではありません(^-^;
さ、みなさんも「オレの想うドア!」を建具屋さんに相談してみましょう!(^^)!
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