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● 応急処置は完治ではない。

 

先週の土曜日、近くの小学校から錠の修繕依頼のお電話をいただきました。

当直?の先生はもう帰宅されるとこで本日14日でOKというコトで行ってきました。

 

引戸を動かそうとしてもビクともしない。

錠の上げ下げも出来ない。

 

感覚的に「錠」の破損ではない感じ。

なんとか解錠し、確認してみると框が重なり合う召し合わせ部に擦った痕が数か所。

 

画像で確認できる様に、ヒレが破損してガチャガチャになってました。

今回は施錠するために引き戸を締めた時に、傷んだ個所同士がガチっと咬んだ状態になり錠の鎌も咬んでしまった状態でした。

 

曲がったヒレを戻し、バリがでてる個所はヤスリをかけて咬まない状態にしてやればスムーズに開閉できます。

 

色んな原因があるのですが、戸車が減ってガタがでた時にヒレ同士がぶつかって破損した可能性が高いです。

その曲がった個所にまたぶつかって、他のヒレ同士もぶつかった結果、ここまで酷くなったんだと思います。

 

ただ、修繕となれば框交換がてっとり早いのですが・・・

この框って現行型じゃない気がします(^^;

もう20年以上経ってますからね。

とりあえずは問題なく使用でくますが、多少大手術になっても修繕をおススメします。

 


その他の物件として、個人宅の浴室ドアノブ交換。

ガソリンスタンドさんのドアクローザー修繕。

 

浴室のドアノブは湿気のあるところなので、内部にサビが発生している事が多く動きが怪しくなってきた場合は交換は必須。浴室内で閉じ込められたら大変です。

交換部品が届くまでの間、応急処置として「とりあえず」スムーズに動くようにしてきました。

 

クローザーは辛うじて油圧が効いた状態にできましたがこちらも要交換。

店舗なので使用頻度も高く、いずれバー―ンと勢いよく閉まって事故につながりかねません。

 


なぜうるさくお伝えするかといいますと、私たちが「応急処置」をすればあたかも直った動きになります(^-^;

お施主様は「これで暫く使ってみます」となるコトが多いです。

 

「しばらく使ってみてください」とお伝えする場合は、こちらも「まだ大丈夫」と判断してそうお伝えしますが、「交換ですね」とお伝えした場合はホントに交換が必要です。

 

1時間トイレに閉じ込められていたおじいちゃんや、夜中に旅行から帰宅したら鍵が開かないからすぐ来てくれ!、お店を締めようかと思ったら鍵がかからない・・・など、何件もあります。

事故につながってないので良かったですが、どの件も「交換ですね」とお伝えした物件ばかり(^-^;

施工側としても、責任もって「交換が必要です!」とキッパリ言わなければいけませんね。

 

トイレ、浴室、玄関など使用頻度が高い場所の不具合は早急に対策しましょう!(^^)!