●アルミと樹脂の複合サッシから樹脂サッシへ


私が家業を継いだ平成2年から比べると、アルミサッシは驚くほど進化を遂げています。

当時は単板(1枚硝子)サッシが主流で、複層硝子(ペアガラス)サッシが増えつつある時代でした。

それが、あっと言う間に”ペアガラスは当たり前”になり、ここ数年ではLow-E硝子が主流となっています。

 

10年ほど前はYKKAP:テルモア・TOSTEM:サーマルは断熱サッシの先鋒(一番バッター)だったでしょう。

簡単に言うと、サッシを横から見た状態で縦に真っ二つに割り、アルミとアルミの間に熱が伝わりにくい樹脂を挟んでしまおう!ってやつです。

もちろん硝子はペアガラスとなり断熱性能・結露に対する効果は今までと比べ物にならないものでしたよ。

 

その後、アルミとアルミの間に樹脂は廃版となり外側:アルミ+内側:木目樹脂の複合サッシが登場します。

YKKAPのエピソードTOSTEM(現LIXIL)のシンフォニーです。

これはホントにいいサッシでしたね!

外側はアルミで腐食につよく、内側は樹脂により断熱性能がUP!しかも、木目調で数色の色設定がありお部屋の

雰囲気に合わせてお好みの色をチョイスできます♪

高性能&雰囲気をもつ複合サッシ・・・スバラシイですね!(^^)! 

 

●Low-E硝子が当たり前の時代

 サッシがどんどん良くなってくると、通常のペアガラスでは役不足になってきます。

高性能なガラスと言えば、Low-E硝子です!

硝子に金属膜を吹きつけ、熱・外気を反射させて硝子の断熱効果を高めた商品です。

 

Low-E硝子に関してはホントいい商品だと思います! ペアガラスなら絶対おススメしますね!

 

そのLow-E硝子を標準とした複合サッシがYKKAP:APWやLIXIL:サーモスⅡです。

複合サッシ+Low-E硝子・・・もうホントにこれ以上はいらないね。

・・・と、思いきや・・・。

 

YKKAPのHPより:Low-E複層硝子(クリックで詳細ページへ)
YKKAPのHPより:Low-E複層硝子(クリックで詳細ページへ)

●ほとんどが北海道などの寒い地域で使用されていた樹脂サッシが一般地域でも

正直、これ以上のサッシは必要なのか?と思ったコトがあるんですがサッシ・硝子とも、どんどんイイモノがでてきてエピソードやシンフォニーすら当たり前の時代がきました。

 

今後、2020以降は建築基準法が改正され高断熱・高気密・省エネの住宅が当たり前・・・と言うより、そうでないと家を建てちゃいけませんよ!ってなるらしいです。

詳しいコトはまだ勉強不足なんで間違ってるかもしれませんが、外気の影響を受けやすいサッシ(窓)をやらないと

照明(LED)・電化製品など他のモノで省エネにつながる仕様にしなさい!っていわれるらしいです。

 

そして、それらに対応するのが樹脂サッシです。YKKAP:APW330/430LIXIL:エルスターS/Xなどです。

YKKAP:APW330
YKKAP:APW330
LIXIL:ERSTER-S-
LIXIL:ERSTER-S-

どちらも樹脂窓+Low-E標準仕様の商品です

このクラスになればもう言うコトなし!ですね。

一昔前の樹脂サッシのイメージは「やわらかくて衝撃に弱く、剛性不足」的な感じがありましたが各メーカーとも

信頼あるメーカーだし、そんなヤワな商品をだしてきません。 北陸地方では主流になるんじゃないですかね。

 

●「窓」のフラッグシップモデル

 さあ、真打の登場です!

北陸でいえば、APW330やERSTER-S-で充分な気もしますが・・・

以前、YKKAPの講習会に行った時に「日本の断熱意識・断熱サッシの使用率は世界的にみると低い!」と。

 

実際、熱(冷気)は「窓」からの侵入が一番大きいらしいです。

かと言って窓のない家も寂しいですよね。 高断熱の住宅には最高級の窓を・・・。

 


●トリプルガラス採用!

とうとう複層硝子はトリプルまできました!

もちろんLow-E仕様です。

 

樹脂+Low-Eトリプルガラス・・・もはや敵なし!?

・・・と大げさに言っていますが、今後はこの仕様も

「当たり前」になっていくんでしょうね。

 

住宅を建てる場合、APW430やERSTER-X-を採用すれば「窓」に関しては全く心配はいらないでしょうね。

 

いずれ、この窓を上回ってくる性能をもつ「窓」もでてくるでしょうけど・・・。 ある意味、楽しみですね♪

YKKAPのHPより:APW430(クリックで詳細ページへ)
YKKAPのHPより:APW430(クリックで詳細ページへ)